カフェイン断ちをしました!
このところ、かれこれ1ヶ月近くカフェイン断ちをしています。
大好きなコーヒーを飲まなくなっただけではなく、緑茶も、烏龍茶も、紅茶も飲んでいません。加えて、チョコレートも食べていません。
もしかしたらカフェイン依存症かも、と心配になったのは6月に入った頃でした。
その日私は、たまたま朝食にコーヒーを飲まずに、用事があったので電車で出かけました。気温も上がって湿気も高い日だったせいか、朝から何となく体調がすぐれませんでした。元々、夏の暑さに弱いので、6月半ばから7月末ぐらいにかけて、暑さに体が慣れるまで体調が悪いのは毎年のことです。
ああ、今年も、この季節が来たかと、頭痛があってもそれほど気にしていなかったのです。
しかし、その日は時間が経つにつれて頭痛が酷くなっていきました。頭痛を抱えながらなんとか用事を済ませて、帰路につきました。
そして、その帰り道、乗り換えの駅でのこと。
電車の乗り継ぎのためにホームの階段を上がったところに、カフェがありました。私は早く帰りたかったので、そのカフェに入ることは微塵も考えていなかった筈でした。
ところが、気がつけば、私は喫茶店に入って、目の前にあるチョコレートケーキとコーヒーをガツガツ、ゴクゴクと、まるで何かに追い立てられているかのように、口に入れていました。
一気に食べて、コーヒーも飲み干したところ、喫茶店に入る直前までズキンズキンと頭に響き続けていた頭痛がすっかりなくなっていることに気づきました。
あれ?私、頭痛くない。
驚きました。あまりに劇的に頭痛が改善して、気持ちがスッキリしたのです。途端に嬉しくなりました。でも、同時に、何でだろう?という疑問も湧いてきました。
そして、ふと、気づいたのです。
あれ、もしかしてコーヒー?
どこかで誰かがカフェイン断ちの話をしていたことに思い当たり、カフェインの禁断症状について調べてみました。
ここに、カフェイン離脱について書いてあります。
頭痛、著しい疲労感、眠気、不快気分、抑うつ気分、集中困難。私が感じていた症状はまさにカフェイン離脱のように思われました。
カフェインを取れば、離脱症状は落ち着くとはいえ、カフェインに依存していると不便です。このままカフェイン依存を抱えているのは嫌だなと思いました。
それでカフェイン絶ちを決心したのです。
そもそも、私はいつから依存症になったんだろう?
コーヒーはずっと好きでした。コーヒーの匂いを嗅ぐとリラックスして、優雅な気持ちになります。ほろ苦いけれどフルーティーなテイストを感じるものを特に好んでいました。
美味しいコーヒーを求めて、夫と二人で喫茶店巡りをしたり、色んなブレンドのコーヒー豆を試したりしていました。でも、カフェインに強くない体質であることは自覚していたので、1日に1杯程度しか飲んでいませんでした。多くても2杯。3杯目になるとお腹を壊してしまっていました。しかも、毎日は飲んでいませんでした。
いつからコーヒーの摂取が増えていったのかははっきり思い出すことができません。気がつけば、カフェインに体が慣れたのか、3杯以上飲んでもお腹が痛いと認識しなくなっていました。むしろ、コーヒーを飲まないと便通を感じないようになっていました。
大体は、午前と午後に1杯ずつという感覚で飲んでいたと思います。それが、いつからかどんどん増え、今年の4月、5月ぐらいには1日に4〜5杯も飲む日もありました。
この記事によれば、成人(体重60kg)で1日に3mgまで、1回180mまでが最大摂取量ということですから、コーヒー1杯180ml ぐらいとして、5杯で900ml、カフェインの量は多い日で5mg以上も取っていたことになります。完璧なカフェイン過剰摂取でした。
さて、私のカフェイン断ちですが、まず、朝飲むコーヒーを辞めました。
カフェイン離脱の症状はすぐに始まりました。別の飲み物を飲もうとお湯を沸かしているだけで、すぐにコーヒーを入れている幸せな自分の感覚に意識が向きます。
いやいや今日はコーヒーは飲まないよ。そう自分に言い聞かせ、ルイボスティーやハーブティーを飲みました。初日から始まった頭痛は、2日め、3日めにかけてどんどん酷くなっていきました。
4日目に、味の違うお茶で自分の脳をごまかすしかない!そう思って、うっかりほうじ茶を飲みました。すると、一口飲んだら、ものの数十秒で、急激に頭痛の痛みがひいていきました。頭もスッキリしてきます。
あれ、何だか気分がいい、爽快だ!
そう思ったら、夫が、
「ほうじ茶にもほんの少しカフェイン入っているよ!」と言いました。
「え、うそ?」
すぐに調べてみたら、コーヒーよりはかなり少ないものの、ほうじ茶にもカフェインが含まれていることがわかりました。
あーあ、4日間も我慢したのにふりだしに戻ってしまいました。
それにしても欲しているカフェインをすぐにキャッチできる人間の身体のセンサーはすごい!
せっかく決意したカフェイン断ちです。ここで諦めるのは嫌だと思いました。
個人差が大きいようですが、カフェイン離脱症状が抜けるのに、大体1〜2週間はかかるそうです。
私の場合、カフェイン離脱症状が苦しくなくなるまで、2週間ほどかかりました。頭痛に加えて、5日めぐらいからは眠気が出てきました。朝から晩までとにかくぼんやりした意識で1日を過ごしていました。眠くて眠くて、気がつくとうとうとしてしまう、そんな感じです。
私、ついに、カフェイン卒業できた!
というような劇的な変化を感じることはなかったのですが、いつの間にか、朝起きるのが以前ほど苦しくなくなり、頭痛もなくなっていきました。3週間目になると、さすがに、カフェイン断ちができたんだなと実感しました。
カフェイン断ちの効果としては、夜の寝付きがよくなりました。以前よりもよく寝られるようになったせいか、顔のくまが目立たなくなって肌のくすみが改善されたような気がしています。花粉症の影響もあって、首から胸にかけて肌が荒れてガサガサしていたのも良くなりました。
何より大きな効果として認識しているのは、よくわからない焦燥感にとらわれるという感覚がなくなりました。不思議です。カフェイン断ちを頑張って達成したことで、自分の中で自信になっているのか、気分が前向きになってきたような気がします。
やったー、私、頑張った!
というわけで、次の目標として、一年越しで全く達成できていないままのダイエットを今度こそ頑張ろうかなと考えています。
カフェイン断ちをしたあとは、依存症にならない程度になら、摂取しても大丈夫みたいですが、今のところ、以前のようになるのが怖いので、もう少しカフェイン断ちは続けようかなと思っています。
カフェイン断ちをしていると言ったら、義妹がこのデカフェアールグレイを買ってくれました。