hitschiの日記

毎日少しずつでも、進化したい!

リモートだけど親密に感じるZoomミーティング

ステイホームがすっかり定着して、テレビのニュースでコメントする方々もすっかりリモート出演が定番になりつつあります。

 

仕事の打ち合わせや受講している講座もZoomでの開催となりました。

 

この、Zoomを使うようになって、面白いなと思うのが、話をしている相手のプライベートな空間を少し覗くことができてしまう点です。

 

リモートで肉体としての私たちは離れた場所にいるのですが、画面を通してそれぞれの人のプライベートの空間にアクセスできてしまう、この不可思議な感覚は、これまでの私の生活にはなかったものです。

 

これまで、人と会うというのは、あくまでもよそいきの感覚でした。親しくなって家に行くということでもない限り、人と会うことと、お家のプライベート空間は遠いことのように感じていました。

 

もちろん、Zoomで映し出されるところから、部屋全体が見えるわけではありません。

 

しかし、それぞれの人がいるところに映っている背景から、

 

ああ、これはマンションの一室だなとか、

和室の懐かしい雰囲気の空間にいらっしゃるのだなぁとか、

お部屋にこんな絵を飾っていらっしゃるんだとか、

趣味のお部屋兼書斎にいらっしゃるんだなぁとか、

 

Zoomをする場所の選択の仕方などからも、お人柄が偲ばれるような気がするのです。

 

ちなみに、うちの夫はリモートワークでZoom会議があった時、家にはまだインターネット回線が開通していないこともあって、近くの喫茶店をいくつか下見をして、オシャレな場所を選んでいました。

 

今朝、テレビで江戸川乱歩賞がリモートの選考会議で決定されたと言うニュースが流れていました。

 

それで、リモート出演で、インタビューを受けていらっしゃった審査委員長の京極夏彦先生の背景に巨大な本棚に大量の本が置いてあったのですが、まあ、作家の先生なので、本をたくさん持っていらっしゃるのは、当たり前なんだろうなぁと思いつつ、こういうところで作品が生まれているのかなぁ、などと感慨深く拝見しました。

 

大量すぎる本の本棚を背景にしていらっしゃる人を見ると、引越しの時に、本の移動が大変すぎた経験から、ちょっと心配になったりもしますが、、、。

 

というわけで、この新たなリモートの時代の新感覚、面白いです。

 

カラオケのお部屋をリモートワーク仕様に変えて営業をしているというニュースもあったけど、プライベート空間を晒したくない人用に、リモート会議用のお部屋の需要も増えそうですね。