春、出会いと別れ

今年は暖かくなるのが早くて、桜もあっという間に散りつつあり、なんだか寂しい今日この頃。

新年度が始まり、気がつけば人が入れ替わっている！人事異動で3人の方が新しく仲間に加わりました。そのうちの一人は新規採用。とはいえ、彼女はすでに社会人経験者。5年も同業の別のところで働いてきているので、しっかりしていらっしゃいます。なので、あまり「新人」という感じはしないかな。

新しい方々がいらっしゃれば、新しい風が吹きます。長年、人の入れ替わりがほとんどなく、吹き溜まりのようになっていた職場でしたが、昨年、新しく課長がいらっしゃり、少しずつ変わってきています。人が変わっていくということは、大事なことなのだなあとしみじみ感じています。

そういうわたしも、今の職場にきて、17年目になります。仕事には真摯に向かおうとは思っているのですが、正直言うと、慣れやダレが出てきてしまっているのは自分でも自覚しています。

これではいけない、と何かを変えたくて必死にもがいてはいるのだけど、なかなかうまくいきません。

もしかすると、何かを変えようと思うのなら、もっとドラスティックに変化しなければならないのかもしれません。そういう意味ではこれまでやってきたことを活かしたいという思いをどうしても捨てきれないところがダメなのかもしれません。でも、仕事をしながらの仕事探しとなると、すぐの採用の募集に手をあげることができません。今の仕事を辞めるのにも時間が必要ですし、生活のことを考えると今より収入が大幅に減ってしまうのはとても怖い。という感じで自分で躊躇しているんですよね。あーあ、どれもこれも、言い訳ばかりです。

なんとか、突破しなければ。

そんなところ、NHKの有働アナウンサーがNHKを退職されたというニュースが入ってきました。わたしは朝ドラのあとの有働アナとイノッチの朝イチでのコメントをいつも楽しみにしていて、しかも同世代ゆえか、コメントに共感するところも多くて、自分の弱いところなども開けっぴろげに話されたりするところも大変魅力的な方だなあと思い、大好きでした。

その有働アナウンサーが、27年間勤めたNHKを退職されたとのこと。自分のやりたいことを進めるために退職を決断されたと、ネットのニュースに書いてありました。有働さんのような素晴らしい方なら、すぐにでもフリーでもなんでもお仕事をされてすぐにまた活躍されるのだろうとは思うのですが、それでも思い切った決断だったのではないかなあと思います。

もちろん、わたしなどは有働さんと比べられるはずもないのですが、それでも、40代で人生の大きな決断をされた有働さんに、なんだか、とても感銘を受けました。

わたしにも、きっと、道は開ける、はず、と信じて、まだまだ空回っていますが、頑張っていきたいと思いました。