hitschiの日記

毎日少しずつでも、進化したい!

人と比べない!

ついつい、人のことがよく見えてしまう。

 

深く考えずに

 

「いいな~。」とか「うらやましい。」とか

 

軽く口走っちゃうことも多いです。

 

でもね。わたし、それを止めたい。 

 

これまでの45年間の人生振り返ると、いろんなことがあったなあと思うけれど、後悔も多いです。もっと、こう考えておけば、こうすればよかった、とか、あの時、なんであんな風になっちゃったんだろう。ほかのやり方をすればよかったのに。

 

ほんとうに、そんなことばかり。

 

それに、自分の人生こうしたい!って思って頑張ってきたことも、全然うまくいかない。特にここ数年は、ちょっと自暴自棄になっていました。

 

特に、不妊治療は、希望と絶望の振れ幅が激しすぎて、苦しい。治療は未来の希望であると同時に、うまくいかないばかりで、前に進むことが全く叶わない。努力しても、努力しても、結局、スタートラインに戻される。いや、年齢とともに、スタートラインからどんどん後退させられるような感じ。膨大な時間と多額のお金のロス。でも、でも、これまで費やしてきたことを捨てて、思い描いた未来をあきらめきれず、自分が持っているすべてをつぎ込んでしまった。でも、どうしても叶わなかった。一度たりとも妊娠しなかった。どうしても、子どもを授かれないわたしという人間の、人間としての自分の存在価値を否定してしまって落ち込むばかり。

 

もう、そんな自分が嫌になっちゃいました。

 

なんか、わたしを含め40代の女性って、ちょうど折り返し地点で、いろいろ考える時期なのかなあ。

 

わたしがまだ若くて、これから社会に出ようとしていたとき、男女雇用機会均等法が施行されて10年、大学卒業すると女の子もみんな働くのが当たり前になったけれど、ちょうどバブルがはじけて、まともな就職先なんて全くなかった。行く先がなくて、大学院へ。でも、女の子で大学院なんて出たら、余計就職先はありませんでした。たくさん勉強したのに、初めての給料は手取りで11万数千円。これじゃあ、奨学金の返還すら無理だなあって、本当に惨めな気持ちになりました。

 

働きながら、いろんなところで就職活動をして、わたしが今の正規職員の仕事にありついたのが29歳の時。それまで半年契約で月収手取りで十二万円ちょっとの仕事をつないで、29歳の4月にやっと今の職場に就職できました。

 

正規職員で就職できたのがうれしくて、本当に必死に働いてきました。正規職員になったらどれだけ給料が上がるんだろうってワクワクした割には、それほどでもなかったけれど、でも、やっと人並みの生活ができる!って思いました。

 

きちんと就職すれば、結婚して、家族持って、おうち買って!なんてことができる!って思ったけれど、まずはちゃんと働いて一人前にならなきゃって、とにかく本当に必死に働きました。子どもが欲しいのなら、そんなことしているひまなどなかったのに。とにかく、人間として独り立ちできていないと、結婚や子どもどころじゃないと思っていました。

 

そうして、やっとなんとか仕事も慣れて、それなりにこなせるようになった30代後半、わたしはやっと婚活して結婚しました。ただ、結婚した年齢が、子どもを持つには遅すぎました。結婚の直前から始めた妊活もかれこれ7年になりますが、結局未だに子どもは授からないままです。

 

もし、今の職場に就職できる前、ちょうど妊娠適齢期の20代で妊娠、出産していたらどうだっただろう。

 

半年契約の仕事は、確実にやめなければならなかっただろうなあ。

 

男女の差別だってまだまだ大きかったし、さらに就職氷河期の時代が重なって、結局、わたしたちの世代の女性たちは、仕事と結婚、出産、子育てのどちらかを選ばざるを得なかったのかなあと思います。

 

時代も悪かったのかなあ、なんて思います。

 

今だったら、就職できなくても、結婚して生きていける道をイメージできたかもしれない。でも、本当は、もう少し自分の考えが自由だったら、できたはず。あの頃のわたしは、「きちんとした社会人=正社員できちんとした仕事についている」ものだという思い込みがありました。

 

大学を卒業して、きちんとした会社で、きちんとした仕事につく。それが人生を安泰にすることだと思い込んでいました。

 

でも、これからはそうじゃない感じがします。このところ、社会の変化を如実に感じます。

 

様々な技術が進化して、生活が少しずつだけれど劇的に変わっています。そんな中では、わたしが受けてきた教育はこれからは訳に立たない。自分で今から勉強しなければならない。それに、会社だって、役所だって、このままずっと平穏に続いていく、なんてことも、幻になりつつある。

 

わたし、このままだと、そんな時代の波に飲まれっぱなしです。そんなの悔しいなあって、最近、強く思うようになりました。

 

 ちょっとは社会を恨みたい気持ちもあるけど、恨むのは負けな気もします。だから、今からでも、自分の欲しいものまだ諦めないで、貪欲に勝ち取って行くしかない!

 

きっとわたしだって幸せになれることだってあるはず。もしかしたら、わたしの幸せは、これまで思いこんでいた幸せと違うのかもしれない。子どもを持って家族と生きるという幸せはわたしには得られなかったけれど、とにかく、今、自分に与えられるものの中でやっていくしかない。まずは、自分が生きていること、生きてきたこと、そのかけがえのなさを、自分で認めてあげるべきなのかもしれない。

   

どう考えても、それ以外、どうにも、どうしようもない!

 

これまでの45年、いつか得られるのではないかと思い描いていた幸せの幻想を捨てるのは、苦しいし、どうしても、他人がまぶしく見えてしまう。

 

でも、そこを変えていかなきゃいけない。幸せを感じて生きていきたいから。

 

自分に集中して、自分に与えられるものでもって頑張っていくしかない。それに、今の自分があるのは、これまでの自分が選択してきたことの積重ねの上にあるわけで、思い通りにいかなかったとしても、自分が選んできたことを認めていくことが大切なのかも。

 

人と自分は違う。当たり前のことだけど、ずっと、横並びでいることが普通の同質的な社会で生きてきたから、ちょっとしたことで人より劣っていると感じてしまいがちです。

 

とにかく、人と比べないで自分に集中して幸せになる方法を考えていきたい!